玄関のドアを開けようとしたら、ドアがものすごく重かった。 外から誰かが押し戻しているかのような感覚。 さては友人のイタズラだな。 そう思った私は、「パワー！！」と言いながらドアを思いきり押した。 ゆっくりとドアが開き、外に出ることができた。 し…

ショッピングセンターに70代くらいの男性と小学校低学年くらいの男の子がいた。 おじいさんと孫、という関係性だろう。私は少し離れた位置からぼんやり眺めていた。 次の瞬間、孫がおじいさんの脚にタックルをした。 おじいさんの片脚を掴み、倒そうとしてい…

梅干しを食べたら、種が尖っていて舌に軽く刺さった。痛い思いをした。 甘かった。 いや、味はすっぱいのだが、梅干しを甘く見ていた、という意味だ。 すっぱい梅干しを甘く見ていたら痛い目にあった、という苦い経験である。 この話にはいろんな味が登場す…

朝4時すぎに目が覚めた。 6時半に起きる予定だったので、もう少し寝ようと思って目を閉じていたのだが、眠れない。 しばらくして時計を見ると、5時半だった。 起きるにはまだ早い。もう少し寝よう。しかし、眠れない。 しばらくして時計を見ると、7時半を過…

アメが口の中で割れた。 尖った割れ方をしたようで、口の中が少し傷ついた。 アメでケガをするとは思わなかった。 アメをなめていた。 甘かった。

カフェでおばあさんが漫画を読んでいた。 文字が小さくて読みづらいのか、ルーペを片手に持って読んでいた。 漫画は雑誌ではなく単行本で、手を離したら閉じてしまう。開いた状態を片手で維持するのが大変そうだった。 もっと楽に本を読む方法はないものか。…