気になる本を購入するも、結局読まずに時が流れる。
書店で本を見て、おもしろそうだなと思った本を購入する。
「時間がある時に読もう」と思ってとりあえず本棚に入れる。
数ヵ月後、本棚で眠っている本を発見。
すでにその本を読みたい気持ちはどこかにいってしまっている。
こんな経験はないだろうか。
このような悲劇を繰り返さないために、対策を考えた。
なぜそうなるのか?
読みたいと思った本を購入しているのに、なぜ読まずに放置してしまうのか。
おそらく、
・「時間がある時に読もう」という発想
これが原因だと考えられる。
「時間がある時に読もう」という発想
例えば、食事や睡眠の時間というのは、確保しないと命にかかわるため、生活の中で優先される時間である。
それに対して読書の時間というのは、なくても即死することはないため、優先順位が低くなりがちである。
なので、読書は時間がある時に、という発想になってしまう。
「時間がある時に」とか「時間ができたら」というのは受け身の考え方である。
受け身だから、後手に回ってしまうのだ。
読書の時間というのは、「自分でつくり出すもの」である。
読書の時間を「つくり出す」
さて、どうやって読書の時間をつくり出すか。
例えば、毎日1時間の読書時間を つくろうとしたら、今の生活を大きく変えなければならない。
いきなりそれをやるのは難しい。
なので、小さな一歩から始める。
本を買ったその日のうちに、少しだけでも読む
本を買ったら、その日のうちに1ページでもいいから読んでおく。
1分だけでもいいから、時間をつくって読書する。
そうすることで、「いつか読もうと思っている本」が「今、読んでいる途中の本」になる。
ちょっとしたことだが、これがひとつのポイントになる。
「読書するタイミング」を決める
私は、「お昼休みに読書をする」というルールをつくった。
以前は昼食後にスマホでネットをすることが多かったのだが、それをやめて、「5分でもいいから、昼食後は読書をする」と決めた。
読書の気分ではない時もあるが、とにかく本を開いて、1ページでもいいから読むようにした。
それをしばらく続けていたら、昼休みに読書をするのが習慣になった。
習慣にすることのメリット
習慣というのは、それをするのが当たり前になるということ。
今までは「よし、やろう!」と一念発起してから取りかかっていたことが、特に意識せずに自然に取りかかれるようになる。
まとめ
・本を買ったら、その日のうちに1ページでもいいから読む。
・読書のタイミングを決めて、短時間でもいいから習慣をつける。
・勉強でも運動でも、習慣化できれば継続しやすくなる。
・読書をしなくても即死はしないが、1年後には成長度に差が出てくる。