ショッピングセンターに70代くらいの男性と小学校低学年くらいの男の子がいた。
おじいさんと孫、という関係性だろう。私は少し離れた位置からぼんやり眺めていた。
次の瞬間、孫がおじいさんの脚にタックルをした。
おじいさんの片脚を掴み、倒そうとしている。
危険タックルだ。
孫は楽しそうに笑っている。
おじいさんは倒されまいとこらえて、どうにか危機を脱した。
おじいさんにとって転倒は致命傷になり得る。私は遠くから見ていただけだが、冷や汗をかいた。
ヒットマンは身近なところにいる。
平和な日常は突然ひっくり返るということを思い知らされた。
何が起こるかわからない。
覚悟して生きよう。