コンビニ店員の工夫
仕事においては、日々の改善が大切である。
昨日より今日。今日より明日。何か少しでも良くなるように工夫する必要がある。
コンビニに入ったら店員が、「しゃっせ〜」と言った。
レジに商品を持って行くと、「268円です」と言ったので、お金を出した。
すると、「っした〜」と言った。
おそらく店員は、
「いらっしゃいませ」
「268円です」
「ありがとうございました」
と言ったのだろう。
「268円です」ははっきりわかったが、それ以外はかなり崩れた言い方だった。
この店員のことをどう思うだろうか。
「いらっしゃいませとちゃんと言えないのは論外だ」という意見もあるだろう。
私は、もしかしてこの店員は、あえてそうしているのではないか?と考えた。
金額に関して間違いがあったらまずいので、それだけはしっかり言うようにしていて、それ以外は楽に言える言い方する。
つまりこれは、接客用語の効率化を図ったということである。
店員の立場からすると、毎日何百回も発声する言葉なので、効率化を図るべき案件である。
しかし、いらっしゃいませとちゃんと言わないことを不愉快に思う客もいるかもしれない。
なのでこの場合、「店員が楽に言えて、客も不愉快にならない方法」を考える必要がある。
この店員が、いらっしゃいませの効率化を考えて実行したという行動力は素晴らしい。
しかしながら、その方法についてはもう少し改善の余地があるのではないだろうか。
「問題がある」ということは、「それを解決すればより良くなれる」ということ。
チャンスである。