梅干しとお湯に噛みつかれた話
食事をしていて、誤って唇を噛んでしまうことがある。
普通に咀嚼していたのに、一瞬だけ口が痙攣したような感じになり、噛んでしまう。
あれは一体なぜなんだろう。口がバグっているのだろうか。
先日、犬歯で口の中を噛んでしまい、軽く怪我をした。
犬歯は尖っているため、刺さりやすい。
尖っているのには何か意味があるのだろうが、少なくとも自分を傷つけるためではないはずだ。
例えば包丁は、料理を作るために使えば人が生きていくのに役立つが、使い方を間違えればケガをしたり、命を落とすことになる。
道具というものは、使い方次第で毒にも薬にもなる。
今回、私は犬歯の間違った使い方をしてしまったのだろう。口がバグったせいではあるが。
ちなみにその口で梅干しを食べたら、痛かった。「傷口に塩を塗る」とはこういうことだろうか。
その後、熱い飲み物を飲んだら、痛かった。傷口には塩じゃなくてもダメージがある。
梅干しも熱い飲み物も、間違った使い方をすると痛い目にあうようだ。
間違った使い方をしたつもりはないのだけれども。