本当は怖いセミと小学生
アスファルトの上でひっくり返っているセミがいた。亡くなっていると思って近くを通ったら、突然鳴きながら飛び立った。
そんな経験があるため、ひっくり返っているセミを見ると「不発弾」という言葉をイメージする。
今は眠っているが、いつ爆発するかわからない。油断するな。そんな気持ちになる。
ある日、玄関のドアを開けて外に出ようとしたら、足元にセミが転がっていた。ちょうど踏んづけてしまいそうな位置に。
地雷かな?と思いつつ、慎重に撤去作業をする。どうやらそれはもう爆発することはない状態のようだった。
セミは怖い。爆弾的な怖さもあるが、顔も怖い。近くでよく見ると震えるほど怖い。そんなセミを捕まえて遊んでいる小学生を見ると狂気を感じる。これはセミが怖いというよりも小学生が怖いわけだが。
夏はセミと小学生に気をつけよう。