空かずのトイレ
書店でトイレに行ったら、個室が空いていなかった。しかたないのでその場を離れ、本を見ながら空くのを待った。
5分後、もう一度トイレに行ってみたが、空いていない。またその場を離れた。
・・・というのを4回ほど繰り返したが、ずっと空かない。
同じ人がずっと入っているのか、入れ替わっているのかはわからない。とにかく私は入れない。あきらめて店を出た。
そんなに狭い店ではないのにトイレがひとつしかないのはダメだろ、などと考えつつ、イライラしながら歩いた。
しかし冷静に考えると、店のせいにするのは間違っていることに気づく。
「トイレがたくさんあるべきだ」というのは自分の勝手な願望にすぎない。
そもそも「トイレが使えるのが当たり前」という考えが間違っているのだ。
トイレが使えなかったのは私のタイミングが悪かっただけ。ただそれだけだ。
思い通りにいかないことなんてよくある。臨機応変に対応しよう。