ふりかけが原因でモメる親子
飲食店に親子がいた。子どもは4〜5歳くらいだろうか。席に座っていて、料理が運ばれてきた。
親「ふりかけあるよ」
子「かける〜」
親「じゃあ、かけるよ」
子「かけな〜い」
親「どっちなの?」
親は少しイラっとしている様子だった。
この様子をはたから見ると、「そんなことで怒らなくても」と思うかもしれない。さて、この親は短気なのだろうか?
例えば、そのやりとりを100回していて、第三者が目撃したのがその100回目だったとしたら。
第三者から見れば1回目なので、短気な親に見えるかもしれない。しかし当人たちは100回もやっているのだから、親は「いいかげんにしろ!」と言いたくなるだろう。
一部分だけを見て判断すると、本質を見誤る。そこに至るまでの流れを理解していないと、誤解しやすい。にもかかわらず、一部を見て全てをわかったような気になっている人がいる。
一連の流れをちゃんと理解するのは面倒だから、短く切り取られたもので簡単に理解しようとする。その方が楽だから。
そういう人が多いということを利用して、一部分だけを切り取ってわざと誤解を生むように仕向ける人もいる。
判断が難しい。ややこしい世界だ。
思い込みをなるべく排除して、事実を客観的にとらえる。
感情的にならず、冷静に対応しよう。