鍋が焦げた時に必要なもの
カレーを作った鍋が焦げついた。こういう時は重曹を使うと比較的簡単に取れる。
・・・という話を聞いたことがあったので、そうしたかったのだが、家に重曹が無かった。仕方がないのでスポンジでこすることにした。
軽くこすったくらいでは落ちない頑固な焦げつきだ。指に力を入れてこする。ひたすらこする。
こすってもこすってもあまり変化を感じないので、これはもう取れないタイプの焦げつきなのかな、と思いながらもしばらくこすり続けた。
ある時、最初の状態よりは確実にきれいになってきていることに気づいた。変化量が少しずつ過ぎて気づきにくい。アハ体験クイズのようだ。
20分ほどこすり続けると、ほぼ焦げつきがなくなった。
それにしても大変だった。重曹さえあればこんなに苦労することはなかっただろう。まあ、重曹がなくてもスポンジと根性でなんとかはなるわけだが。
ないものねだりをして文句を言っていても解決しない。持っているものを活かして工夫しよう。
必要なのは柔軟な対応。
とは言え、本当にどうにもならないこともあるわけで。あきらめることも時には必要かもしれない。