ただ今、鎖国しております。

答えは自分の中に

ボジョレーヌーボー的寒波

近々、強い寒波がやってくるらしい。あるニュースでは「10年に一度の寒波」と言っていた。ボジョレーヌーボーのような言い回しだ。

例えばオリンピックは4年に一度開催されるスポーツの大会である。特殊な事情がない限り、4年に一度必ず来るイベントである。では今回の「10年に一度の寒波」はどうだろう。オリンピックの例から考えると10年に一度必ず寒波が来るので、今年来たら来年以降の9年はそこまで寒くないのかなと思える。しかし実際にはそうとは限らない。長年の気象観測記録では10年ごとに寒波が来ているとしても、近年の気象状況からするとどうなるかわからない。観測史上最高の寒さが毎年更新されるかもしれない。だから「10年に一度」を文字通りに真に受けてはいけないと言える。

 

「10年に一度」はあくまで表現のひとつだ。いちいちそこにケチをつけるのは野暮な話だ。相当な寒さがくるから準備をしよう、と考えればいい。

準備をして覚悟していたけど、たいしたことなかったな、というパターンもあるかもしれない。そんな時、「天気予報なんて当てにならない」と文句を言うのも野暮だ。準備をして覚悟をしていたからこそ乗り越えられたのだ。なんの準備もなかったらひどい目にあっていたかもしれない。

被害がなかったのならそれが何よりだ。無事に生きていられることに感謝しよう。感謝の気持ちを忘れずに。心穏やかに。