ただ今、鎖国しております。

答えは自分の中に

寒さの視覚的表現を進化させる

気温が氷点下の時、濡れたタオルをぐるぐる振り回すと、凍って固まる。このような実験をテレビなどで見たことがある。けっこう昔からある実験なので、見たことがある人も多いと思う。寒さが視覚的にわかるようにこのような手法を使っているのだろう。「氷点下10℃です」と言葉で言われるより、タオルを凍らせた方がインパクトがある。

ある日のニュース番組で、野外でタオルを回して凍らせている映像を見た。ああ、いつものやつね、と思った。その数日後のニュース番組で、「野外でフライパンの上に卵を割って、数分後に凍る」という映像を見た。そうきたか、と思った。

「タオルが凍る」に関しては、「濡れた服で外を歩いていると凍りますよ」的なメッセージだととらえられる。注意喚起の意味がある。しかし、フライパンで卵を凍らせるのはどういう意図があるのか。「キャンプで卵を焼く際に、もたもたしてたら卵が凍りますよ」という注意喚起だろうか。氷点下の状況でキャンプしていることを注意した方がよさそうだが。「タオルを振り回して凍らせる」は定番すぎるから、何か違う表現に挑戦したかったのだろうか。

挑戦することは大切だ。新しいことをやると批判されがちだが、挑戦すること自体は決して悪いことではない。挑戦するから新しいものが生まれる。うまくいかないこともあるが、そこから得るものもある。変化を楽しもう。