ただ今、鎖国しております。

答えは自分の中に

足下に 水が染み入り 身に染みる

ある日の朝、天気予報を見ると、夕方ごろから雪が降るとのことだった。雪が降る前には帰宅できるだろうと思って家を出た。

午前11時ごろ、ふと外を見ると、すでに雪が降っていた。目を疑った。降るのは夕方だと聞いていたのに、午前の時点で降っている。いや、降っているどころかすでに3cmくらい積もっている。さらにしんしんと降り続く雪。まだまだ積もりそうだ。

夕方。外に出ると、ちょっとした吹雪だった。地面には15cmほどの積雪。私の足下は防水でもなんでもないスニーカー。ビチャビチャになるのは間違いない。とはいえ、行くしかない。意を決して雪を踏む。私がはいていたスニーカーは、ちょっと歩いただけですぐに水を吸った。ランニングシューズなので通気性がいいのか、水もよく通すようだ。

冷たいな、と思いながらしばらく歩いていると、足先が痛くなってきた。この状況が長く続くと凍傷の恐れがある。早く帰らねば。風で雪が舞い、視界の悪い中を黙々と進んだ。

 

防水機能の重要性を、頭ではなく体で理解した。知識としてではなく、体験することで身に染みる。防水機能に対する感謝を忘れないようにしよう。