「眠れない」のではなく、「眠らない」のだ。
あいかわらず寝付きが悪い。布団に入ってからなかなか眠れない。眠りたいのに眠れないからイライラする。
「眠れないからイライラしている」というのは、「思い通りにいかないからイライラしている」という側面があるのではないか。
考え方を変えよう。「眠れない」のではなく、「眠らない」を選択していると考えるのだ。
「眠らない」を選択しているのだから、思い通りになっている。思い通りになっているのだからイライラする必要はないのだ。
「考え方を変えると解決する」ということのように見えるが、本当にそうだろうか。
「眠らないを選択している」というのは、自分に嘘をついているだけではないのか。自分の思い通りになっていると思い込んで自分を騙しているだけではないのか。それでいいのか?
病気で苦しい思いをしている人が偽物の薬を飲んで、プラシーボ効果で症状が改善されたとする。偽薬だとしても効果があったのならば、そこに意味を見出せる。
つまり、たとえ自分を騙しても、イライラしないのであれば意味があるということになる。
そんな理屈をこねなくてもいいような暮らしをしたい。