強い便意の優先順位
ある日の夕食後、食器を洗っていたら急に便意がきた。
食器洗いはあと3分ほどで終わりそうなのだが、便意が強く、こらえることができそうにない。
しかたなく食器洗いを中断してトイレに行き、用を足す。
その後、食器洗いを再開しようとしたのだが、トイレの直後に食器を洗うのは心理的に抵抗がある。
ハンドソープで入念に手を洗い、食器洗いを再開した。
本来なら、食器洗いを一気に終わらせてからトイレに行った方が効率が良い。それはわかっている。
しかし、こらえきれない便意よりも食器洗いを優先する人などいるのだろうか。
「たとえ漏らしても予定通りに食器洗いをする」という強靭な精神力を持った人などいるのだろうか。
もし漏らしたら、その処理に時間を取られる。精神的にもつらい。
したがって、食器洗いを中断してトイレに行く行為は、「急がば回れ」である。
一時的に計画が崩れるのは仕方ないと考え、とにかく最善を尽くす。
長い目で見る。広い視野で見る。
目先の効率に惑わされないようにしたい。