ただ今、鎖国しております。

答えは自分の中に

失敗は反省して今後に活かそう。とは言うものの、そう簡単に切り替えられないもので。

昨日、失敗したなと思う出来事があった。言葉の選択を間違えたという失敗だ。自分の言葉が、自分が思ったのと違う受け取られ方をしたような感じになった。あの言い方はまずかったかと今は思う。

文章なら、よくない言葉を書いたとしても書き直すことができる。人に見せる前に書き直せばトラブルを回避できる。感情的になっているときに書いたものは一晩寝かせて、翌日見直した方がいい、みたいな話もある。

口から発した言葉は文章とは違う。発した言葉はすぐに相手に届く。届いてしまったら、「取り消します」と言ったところで、何も言っていないことにはならない。相手の記憶からその言葉が消えるわけではない。発言の取り消しは「消しゴム」ではなく「訂正印での修正」みたいなものだ。間違いの履歴は残る。

 

そう考えると、人と会話するのが怖くなる。ミスが許されない、取り返しがつかないとなると、喋れなくなる。しかし、誰とも会話せずに生きていくことはおそらくできない。言葉という取り扱いの難しいものを使いながら生きていくしかない。

 

失敗を反省して今後に活かす、というのが前向きな生き方である。何ひとつ失敗せずに生きていくことなど不可能だろうし、落ち込んでも仕方がない。という思いはあるのだが、今現在、そこまで切り替えることができていない。失敗を引きずっている。苦しい。

この苦しさも経験のひとつだ。この経験があってよかったと思える日がいつか来る。そんな風に考えて気持ちを切り替えようとして少し落ち着いたり、失敗を思い出して落ち込んだり。上がったり下がったり。精神的に不安定な状態。時間が経てばもう少し落ち着く、か、な。