餃子のタレが無かったら
中華料理店で餃子を注文した。しばらくして、餃子がテーブルに届いた。さあ食べようかと思ったのだが、いつもテーブルの端に置いてあるはずの餃子のタレがなかった。
少し前にあった回転寿司店での迷惑動画の影響なのか、テーブルの上にはメニューしか置かないシステムになっていた。
この場合、店員さんに声をかけてタレをもらうのが正解だろう。しかし客がかなりたくさん来ていて忙しそうである。なかなか声をかける隙がない。声をかけるのも申し訳ないなと思えてきた。
というわけで、タレ無しで食べることにした。タレを使わずに餃子の味そのものを楽しむ。そんな食べ方も悪くない。
問題の解決方法はひとつとは限らない。いろんなやり方がある。一番良いやり方ではないとしても、その状況を楽しめるならそれでいい。
思い通りにいかないことなんて珍しいことじゃない。それを楽しめる人は強い。