ただ今、鎖国しております。

答えは自分の中に

人間は忘れる生き物だということを忘れない

今年は日本各地でたくさん雪が降った。記録的な大雪、という言葉を何度も耳にした。

テレビのニュース番組で、60代くらいの男性がインタビューに答えていた。

 

「こんな大雪は今まで見たことないね」

 

年配の方が見たことないということは、そんな大雪はこの数十年は無かったということだろうか。もしくは、大雪の日はあったが忘れてしまっただけ、という可能性もある。

 

 

「忘れる」について考える。

 

日常生活においては「忘れる」というのはトラブルのもとになる。やるべきことをやり忘れる、荷物を家に忘れる、など。

 

しかし、忘れるというのが必要な時もある。

嫌な出来事の記憶がいつまでも鮮明に残っていたら、生きるのがつらい。こういう場合は、ある程度忘れたほうが生きやすいだろう。

 

とは言うものの、である。忘れたいことだけ忘れることができればいいのだが、そんなに都合よくはいかない。忘れてはいけないことを忘れることが多いものだ。

 

まあ、それが人間らしさとも言えるかもしれない。完璧じゃないからこそ人間なのだ。

 

自分も完璧じゃないし、他の人も完璧じゃない。そう考えておけば、他人に対して寛容になれる。

 

 

何かを忘れてトラブルになる。それをなんとかしてプラスに変換する。転んでもただでは起きない。そんな風にたくましく生きられたら、と思う。