夢遊病を特技にできるか?
朝起きて、部屋のいろんなところを見てみたが、昨夜から変化しているところはなかった。夢遊病を利用して部屋を掃除する作戦はうまくいかなかったようだ。まあ、夢遊病が発動しなかった可能性もあるのだが。
夢遊病で体が動くときに何をするかをコントロールできるとしたら、それはもう病気ではなく特技と言ってもいいのかもしれない。例えば風邪をひいた時、熱が出るタイミングを自分でコントロールすることはできない。病気の症状、発作とはそういうものだ。
夢遊病がコントロールできるのなら、お酒を飲み過ぎて記憶が飛んだときの行動もコントロールできそうである。もしそれが可能なら、その能力を欲しがる人は結構いるのではないだろうか。
まあ、この場合、コントロールすべきなのは無意識状態の行動ではなく、お酒の量である。
現実的な解決策を実行しよう。